再建を目指す米国経済の現状

先週実施されたポルトガルやスペインの国債入札が順調に済んだことは、ユーロドル相場を12月のレンジだった1ユーロ=1.3000―1.3500ドルの上限に押し上げた。しかし、欧州と米国が同じ程度のリスクを抱えていることを考えれば、ユーロに対して過度に強気の姿勢で臨むのは慎重にならざるを得ない。1月初めにはユーロ圏の債務問題を背景にユーロに対する弱気ムードが広がったが、ポルトガルとスペインの国債入札成功や、中国や日本によるユーロ圏債券購入の意思表示を受け、ユーロは1.29ドルから1.34ドルに急伸。為替相場ではユーロ買いがすすんでいる。

大リセッションからの経済救済

さて、任についた新政権の最初の責務として、失墜する経済を回復させねばならなかった。第2章は、政権の採った空前の政策行動を叙述するのだが、行動は、現下の危機に対処するため議会と連邦準備制度(Federal Reserve)と協力して行われた。米国復興及び再投資法による巨額な財政刺激策、金融市場安定化並びに貸付再スタートプログラム、そして、中小企業と困窮する住宅所有者を援助する政策、これらすべては、第2次大戦後の歴史始まって以来引き起こされた急激な経済回復の1つを創り出すのに大きな役割を演じた。実質GDPは再び上昇している。雇用喪失は大きく緩和された。住宅価格は安定し始めたようだ。そして、信用スプレッドは、ほぼ通常のレベルに戻っている。広範な事実が示していることだが、もし積極果敢な政策行動がなかったならば、リセッションとそれに伴う普通のアメリカ人への被害は、もっと深刻なものだったろうし、悲劇の破局へと導いていたかもしれないのだ。

 

しかし、経済の下降の力があまりにも大きかったから、そして家計と金融機関の金融状況が弱体化しており、力強い成長を妨げる力があまりにも強かったがため、経済依然として困難を極め、多くの家族はなおも、もがき苦しんでいる。失墜から成長するGDPへ、そして雇用喪失の緩和への変化は、劇的であるが、それはまったく十分とはいえない。第2章は、それゆえ、完全復興を達成するまでに残る課題について検討する。そこでは、民間セクターでの職の創出を引き起こすいくつかの可能な追加的手段について議論する。

FX(外国為替証拠金取引)では、投資家の方が所定の証拠金を預託する事により、その証拠金の額に比して大きな額の取引を行う事ができます。大きな利益を得る可能性がある反面、通貨等の価格または金融指標の数値がお客様にとって不利な方向に変動する事により、損失を被るおそれがあり、かつ当該損失の額が預託された証拠金の額を上回るおそれがあります。スワップ金利(金利差調整分)について、保有するポジションの種類によって受取または支払が発生します将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受取金額が縮小したり、反対に支払へと転ずる可能性があります。事前にFXの仕組みを十分理解してから取引を開始することをおすすめします。